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Sunday, August 24, 2014

Fiesta Orange Sherbet


 香りがよくてなめらかなシャリシャリのオレンジシャーベットが、簡単にできます。



みなさま、いかがお過ごしですか?

日本はまだまだ暑い日が続いているようですね。

コロンボは毎日雨が多いと聞いています。道など水はけが良くないところが多いので
ぬかるみに足を取られたり、お出かけが大変になっているのではないかと思います。

そんな時にも、コロンボのユーフォリアムのお店に足を運んで下さるお客様たちには
現在 ”店長”の母も私も、心から感謝しています。

昨日は海外向けに発売されている"Luxe City Guide"を見て訪れたお客様たちが
チャイを飲んで、とても気に入って下さったとのことでした。


Customers from US, Australia and England. Thank you for visiting us!


ニューヨークは1日ごとにますます、秋めいて来ています。

夏が終わってしまった、と思うとさみしい気持ちですが

うつくしい季節の移り変わりを感じられるように、新しいことの出会いや発見を求めて

なるべく外にでかけてみたいな、と前向きに、秋を楽しみたいと思っています。

といいながら、新しいこと=おいしいものばっかり、探してしまうのですが!

天高く馬肥ゆる秋、にならぬように、自重したいと思います。

今回もフルーツを使ったレシピをご紹介いたしますが、

暑くて疲れている時には、旬のおいしい果物を食べると、身にも心にも染み渡るような気がします。

みなさんは、世界のあちこちで、いまどんなフルーツを召し上がっていらっしゃいますか?





今回は、オレンジフレイバーの紅茶、ユーフォリアムのフィエスタを使った
「フェイスタ オレンジ シャーベット」のレシピをご紹介します。

オレンジ X オレンジの相乗効果で、柑橘類とほんのり紅茶が香る
爽やかで、それでいてまろやかなデザートです。

ゼラチンを少しだけ加えていますが、こうすると
シャーベットの口当たりがとってもなめらかになります。

また凍らせたシャーベットをこまかくするのに
めん棒を使うと、とっても簡単にサラサラになります。

使ったオレンジの皮もカップにして
かわいく、楽しく、お客様が来た時にもぴったりです!

最初に冷凍庫に入れるまでは20分ほどでできてしまうので
とってもお手軽に、オシャレなシャーベットができます。






◇ 材料  ( 二人分)

オレンジ 1個 (半分に切りジュースを搾ります)(皮も取っておきます)
レモン 1個  (ジュースを搾ります)
ゼラチン 2g (少量の水でふやかします)
フィスタ(若しくはオレンジフレイバーの紅茶) 小さじ2杯
お湯(沸騰したもの)100cc
グラニュー糖もしくは好みのお砂糖 25g
はちみつもしくはメープルシロップ 小さじ1


搾った後は、皮をキレイにして冷蔵庫に保存してください。

一説では、上のようにオレンジを縦に切ったほうがジュースがたくさんしぼれるそうなので、
こちらもお好みでお試しください。





◆ 飾り ◆

ミント 数枚




◇ 作り方 

1. ポットにフィエスタを入れ、沸騰させたお湯を注ぎ、5分ほど蒸らします。
ーーー香りと味を際立たせるために、濃いめに淹れます。

2. 出来たお茶を茶こしで漉して小鍋にうつし、砂糖、ふやかしたゼラチンを入れ、弱火にかけて混ぜながら煮とかします。(2−3分)

3. 火を止めて、オレンジとレモンの果汁、はちみつを入れて混ぜ、室温に冷まします。

4. ジップロックなどの袋に入れて、冷凍庫に入れて固めます。

5. 固まったら袋の上から、綿棒をゴロゴロとかけて、袋の中のシャーベットをクラッシュします。



めん棒をやさしく何度も転がすうちに、ゆっくりと中身がほぐれてサラサラに。


袋を叩かないように(破れますので)。固すぎる場合は室温に5分ほどおくと柔らかくなって扱いやすくなります。

 綿棒を転がしているうちに、袋の中でシャーベットが白っぽく、サラサラの粉雪にようになったらOKです。

6. 細かくなったシャーベットを、オレンジの皮の容器に入れて、ラップをかけて冷凍庫に戻し、1時間ほどで完成です!


冷凍庫から出した瞬間は固いので、取り出してから3-5分くらいで食べやすい程よい固さになります。

ミントなどを飾ってオシャレにサーブして下さい。




綿棒をゴロゴロするだけで、とってもなめらかな口当たりになります!

ジップロックと綿棒で、手を汚さないし、洗いものも少なくすむのが何より嬉しい。
手間を惜しまない方は、もちろんフードプロセッサーにかけてもOKです。





柑橘類だけで作ると、フレッシュだけどちょっと酸味も強く感じられたり
悪く言うとちょっと平凡な味になりがちですが、
フィエスタの紅茶が加わると、香り立ちも深く豊かになります。
味わいがマイルドに自然な感じで、とっても優しくなります。


可愛くておいしいシャーベットをどうぞ作ってみて下さい。







Saturday, August 16, 2014

Aloe Rose Compote

アロエのサクサクした食感にバラの香りが加わった、とってもオトメなデザートに!


残暑お見舞い申し上げます。

ニューヨークはすっかり秋の風が心地よい
なんて、まだ八月も半ばだというのに!
涼しい気候が大好きな夫は
なんて気持ちがいい季節なんだ!と、かなりご機嫌です。

その横で、じりじりするような真夏を心待ちにしていた私は
このまま気温が高くならないまま夏が終わってしまうの?と思うと
ちょっとしょんぼり...
コロンボの暑さやきれいなスリランカの海が恋しい気がする
今日この頃です。


連日の猛暑に閉口し、胃腸に疲れがたまりぎみな方もいらっしゃると思います。

今日はそんな弱った胃腸や美肌にも効く!という
アロエを使った『アロエ・ローズコンポート』レシピをご紹介します。

市販のヨーグルトなどでアロエを食べる事はあっても、
家庭でお料理に使うほどには、広まっていない食材ではないかと思います。

でもシロップに<ユーフォリアムのグリーンローズティーを
一緒にいれてつけ込むだけで、さくさくとろりんとした食感と
うっとりするようなバラの香りがふんわりとする
上品なデザートに大変身します!

また私たち女性にとって嬉しいのは、
アロエを食べると、もちもちな美肌になるそうなのです!


アロエから抽出したエキスを使った化粧品はたくさん出回っていますので、
私たちにもおなじみですが、さらに食用として摂取しても
効果が得られるということが確認されたのだそう。

外からだけでなく、アロエを内側からもとりいれて、キレイになれる!

そう聞いたら、これはもう食べるしかありませんよね !?



それではレシピです。


 材料 
 
アロエベラ(可食部)400g
砂糖 200g
レモン 半分(絞り汁)
グリーンローズティー (5−6粒)

 アロエ・ローズ コンポートの作り方 

1. アロエの皮を包丁でむいて、透明な部分(ジェル)だけを使います。

 緑色の部分は苦いのでとりのぞいてください


2. 適当な大きさに切り、水で良くぬめりをおとします。

3.  ボールに入れて沸騰したお湯をかけ、1−2分たったら水で洗い流します。

※ 1.で切った時に、青臭さや苦さが気にならない場合は、2と3の作業は不要です。


4.  アロエをボールに入れ、レモン汁と砂糖を入れ15分ほど置きます。

 かなりたくさんの水分が出てきます。

5. 滲み出した水分を小鍋に入れて中火にかけます。
 
6. 沸騰したらアロエも鍋に戻し、火を止めます。グリーンローズを入れます

清潔な瓶などに移し替え、温度が下がったら冷蔵庫に入れます。


一晩たてば、おいしいコンポートの出来上がり!
冷蔵庫で一週間ほど保存できます。

☆ 

煮るのが面倒な場合は、4の段階で煮詰める行程をはぶき、グリーンローズと一緒に瓶につけ込んでも、あっさりとしたシロップ漬に。

ほのかに香るバラの感じが本当に良くて、そのまま食べても、
ヨーグルトになどにいれてもとってもおいしいです!

使うアロエによって、若干苦味が残る場合もあるかもしれませんが
こうしてつけ込むと、あまり気にならなくなります。

またアロエの青臭さがほとんど感じられないのも、グリーンローズのバラの香りだけでなく、緑茶の成分が、おそらく、一役買っているのではないか、と思います。

 フルーツやハーブと一緒に盛りつけると、オシャレなスイーツに昇格!します


アロエには大きく分けてアロエベラとキダチアロエという2種類があります。

どちらも構成成分や効き目という点では似ていますが、一番の違いはアロエベラの方が大きいということ。
肉厚なアロエベラのほうがお料理に使う場合は、食べるところが多いので、楽です。

庭先や観葉植物でアロエがある、というお家も多いと思います。
やけどにはぬるぬるした果肉を塗り付けると治るとか、私も若い頃、日焼けしすぎた肌にアロエを塗ってしのいだ、なんて遠い夏の思い出です。

漬け込んだシロップもソーダなどで割って飲むとおいしい!
成分も溶け出しているので、ぜひ飲み物やお料理に甘みとして加えてつかってください。


またお腹が痛いときや二日酔いの時にアロエを食べると、苦いけど胃がすっきりして、症状が収まったりもします。

このアロエの苦みの正体は葉の表皮部分に含まれている「アロイン」と言う成分。
このアロインや「アロエモジン」という成分に胃や腸を活性化する作用があるそうで、
まさに良薬口に苦し!また、便秘解消にも効果的です。


そしてなんといっても美肌に効く見逃せない成分は、アロエの果肉から出る「ぬるぬる」「ねばねば」した液体の正体である、「ムコ多糖類」。

ムコ多糖類には免疫力を高めたり、皮膚の修復機能を助ける働きがあるといわれています。

食べてよし、塗ってよし!のアロエですが、一つだけ注意点が。

妊娠中、生理中のときには、アロエの成分が子宮内の充血をまねくこともあるそう。

実際私は試食の段階で、香りと食感が良いからと、ついパクパクと食べてしまい、
すでにかなりの量のアロエを消費してしまいました...

1日に15g程度の量が適切なのだそうです。

過ぎたるは及ばざるがごとしですね!

それではみなさんも、おいしくってちょっとオトメなコンポートを

ぜひ作ってみて下さい。










Saturday, August 9, 2014

Jasmine & Rosemary Lemonade



グラスにぽっとお花が咲いたみたいな可憐さに、飲むのを忘れてしばし眺めてしまうかも。


みなさま、お元気でお過ごしですか。

ニューヨークは例年にない冷夏で(私にとっては初めての夏ですが、みんなが口を揃えてそう言います)、新調したわが家のエアコンも、ほとんど出番がありません。

今日の朝方などは気温計をみると、何と18℃!
あまりの肌寒さに、慌ててカーディガンを引っ張り出してはおるような始末。
「こんなのは夏じゃなーい!」と、言いたくなる気分です…

もちろん、日本やスリランカなど、他の国で酷暑を迎えているみなさんには、贅沢すぎるぼやきなのは承知しています。

でもわたしが常夏のスリランカからニューヨークに引っ越して来た12月は、まさに冬の最中。
しかも記録的に寒いと言われた厳冬を(文字通り、毎日こごえていました)指折り数えて暖かくなる季節を心待ちにしていたのです。

ですが、まだ夏本番はこれから、と信じて、季節の移り変わりの美しさを楽しみたいと思います。

スリランカの血がそうさせるものなのか、私は夏に強く、体も気持ちも調子が良いようです。

みなさんは、暑い季節と寒いのと、どちらがお好きですか?



今回は、ユーフォリアムのお客様からいただいた、グリーンジャスミンのお茶を使ったレシピを、というリクエストにお応えして。

ジャスミン・ローズマリー・レモネード ご紹介いたします。

ジャスミンティー、レモン、ローズマリーと、どの素材も個性的だけど、それでいて喧嘩しません。

それぞれの香りが何層にも織りない、一口飲むごとに違った魅力が行ったり来たりしたりしながら、爽やかに広がります。

ジャスミンティーの香りとローズマリーの清々しさが渾然一体になって、まるで森のなかにいるような気分に。





◆ 材料 ◆ (二人分)

グリーンジャスミン (茶葉)小さじ1 ・・・もしくは市販のジャスミンティーティーバッグ2つ
水             200CC
レモンジュース                 1個分 (搾ったもの)
シュガーシロップ      大さじ3
(または小鍋に砂糖大さじ3杯に同じく大さじ3の水を加え、弱火で混ぜながら煮溶します)
メープルシロップ 小さじ1
アイスキューブ  適量

::: 飾り :::

レモンの皮をナイフでそいだもの  2枚
ローズマリー 2枝


:::  飾りの作り方 :::

1. レモンの皮を、下の写真のようにそいで、中心に切り込みをいれます。
    (レモンジュースを搾る前のほうが、安定して切りやすいです)



2.  ローズマリーの枝を軸の方から、切り込みに差し込みます。






















 レモネードの作り方 

1.   200ccのお湯を沸かし、ポットなどに移し替えて1−2分ほど待ち、80ー70℃に冷ま  す。
(緑茶を淹れる時に、熱すぎると苦みがでたり褐色化するのを避けるため)

2. 冷めたらグリーンジャスミンの茶葉をいれ、スプーンで軽く一混ぜしたらふたをして  5ー10分程蒸らします。

3.  別の容器に、レモンを絞りいれ、シュガーシロップも入れて混ぜます。

4. 3.のレモンジュースに、淹れたジャスミンティーも入れて、混ぜます。

5. メープルシロップも仕上げにいれて混ぜます。
  ※メープルシロップを加えると、砂糖とは違った甘みが加わり、甘みに深みが出ます。   ない場合は、蜂蜜を少量のお湯で溶いたものを加えるのもOKです。

6.  アイスキューブを2-3個いれて混ぜ、レモネードの温度を下げます。

7.  それぞれのグラスにアイスキューブを入れて、レモネードを注ぎます。

8.  仕上げにローズマリーとレモンの飾りをグラスに刺し、レモンの皮の切り込みで
  グラスのふちを挟むようにします。 これで完成です!




レモネードの酸味にジャスミンやローズマリーのふんわり漂う香りが、何とも言えずぴったり!です。

レモンの皮でグラスに止める事で、レモネードを飲む時にローズマリーが安定してくれるのもまたいい感じです。


また、レモネードは美味しいけれど、ちょっとのどに引っかかるような感じがありませんか?

ジャスミンティーが中和してくれるのか? このレモネードは何とも飲んだ後ののどごしが爽やかなのです。

私も作っていて、あまりのおいしさに、とまらずについ何杯も飲んでしまいました!

みなさまも、お作りになる際は、レシピの分量を増やして作っていただいたほうがいいかもしれません…!



上の写真は、レモネードをつかったシュワシュワです。

こんな風にレモンを搾らずにレモネードを使って簡単にしたり、飾り付けも色々とアレンジして楽しんでみて下さい。





ローズマリーをお料理に使っても、余ってしまいそう… なんて時にも、このレモネードを作れば一緒に消費できちゃいます。


レモンには何といってもビタミンCのもたらす風邪の予防や、お肌のトラブルにも効果的な作用があります。

肝臓の働きをサポートする解毒効果があるので、二日酔いの朝などは、レモネードを飲むとスッキリするそうです。

緑茶にもビタミンCが含まれていますので、相乗効果も期待できそうです。

ローズマリーは非常に強い抗酸化作用を持ち、血行不良・消化不良を改善したり、また古代から若返りのハーブとして珍重されてきました。

また、ローズマリーやジャスミンは「恋の媚薬」としての効果もあるとか。

かぐわしい香りが、神秘的な魅力を引き出してくれるのかもしれませんね。



恋をしているかた、はたまた今は「お休み中」のかたも、どなたもぜひ気軽に作って飲んでみてください!