ジューシーなチキンとコクのあるうま味、最高においしいチキンライスがジャスミンティーでとっても簡単に!
Happy New Year!
Happy New Year!
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
☆
思い起こせば、ニューヨークに引っ越したのが2013年の12月、
早いもので、もう1年以上になりました。
去年の冬はとにかく冷え込み、文字通りの厳冬で
トロピカル育ちでひ弱な元・店長には、正直かなり堪えましたが
今年のニューヨークは、何だかあんまり寒くない…
これは楽勝!!
とか思っていたら、昨日は雪!!
油断してると来るのよね〜、なんて思いつつ
昨日はこちらのお友達たちと新年会をしました。
銘々もちよったお料理で、ポットラックおせち♪
みんなの準備する手際の良さ、そして間の手のように入るおしゃべりもまた
お料理のスパイスになり♪
チームワークの良さで、こんなステキで豪華に仕上がりました!
日本女性同士で話していて、おせちって、日本にいる頃は『別に...』って感じだったよね、と。
だから普段和食に慣れていない、アメリカ人の旦那さんたちとか
友達たちが食べられるものかな、、、とちょっと気になったのですが
「おいしい!」とぱくぱく食べてました!
やっぱり海外で生活しているからこそ、日本のお正月を感じたい、そう言う思いも強くなるものです。
毎日のお料理も楽しいのですが、こうした伝統行事のために普段使わない食材など
扱いながら少しずつお料理の支度をする。
忙しく手を動かしながらも、頭の中ではこの1年間に起きた様々な出来事を思い返したりして、
家族が健康でいられたことに、「ありがたいな。」と感謝する気持ちが生まれたり
「ああ、新しい年を迎えるんだな」と、自分の心の中に、新年を迎える準備が
自然に、育ってくるのを感じます。
そして出来上がったお料理をみんなでわいわいいただいて、幸先良く新しい年をまた始められるのは、やっぱり格別に!幸せです。
来年もまた集まろうね!と約束しました。
☆
今回おせちが食べられない人がいた場合に救護の策?で作った
チキンライスがみんなに大好評だったので、ご紹介します。
『海南鶏飯』といえば、シンガポールで有名なチキンライス。
私も大好きなのですが、この方法ならお鍋一つでとっても簡単にできてしまいます!
しかもこのお料理の決め手が、ユーフォリアムのジャスミンティー!
チキンライスをお茶で?驚かれるかもしれませんが、
これがもう、舌をうならせる美味しさです。
これがもう、舌をうならせる美味しさです。
ジャスミンティーが鶏肉のしつこさをさっぱりしてくれて
しかもうま味もひきだしてくれる、なんて万能選手です。
付け合わせのキュウリも、ジャスミンティーでさっぱり浅漬けにしています。
☆
それではレシピはこちらからです
◇ 材料 ◇ (3−4人分)
◆ きゅうりの浅漬け ◆
きゅうり 3本
昆布 (5cm にカットしたもの) 1本
水 100CC
ジャスミンティー 3粒
使う昆布とお茶の量の目安です
作り方
① きゅうりは塩少々で板ずりし(塩は洗い流さないで)、一本を半分に切り、それぞれを縦長に8等分にカットする *一本を16等分します
浅漬けは2−3時間後から食べられます。1−2日おいてもパリパリさっぱりな食感です。
◆ たれ ◆ (下のチキンライスを炊いている時にご準備ください)
ニンニク 1片 (粗みじん)
醤油 大さじ1
ラー油 若しくは七味 少々
① 小鍋に全ての材料をいれ、中火にかけ沸騰したら火からおろす。
◆ チキンライス ◆
ジャスミンティー 1カップ ティースプーン 1
昆布だし汁 1カップ (顆粒のだしを使う場合はジャスミンティーの量を2倍にし溶かす)
とり肉 (もも/皮・骨付き)1本
ジャスミンライス (バスマティなどの長粒米でもOK) 1.5カップ
にんにく 2片
塩 大さじ1 +ひとつまみ
こしょう 少々
醤油 小さじ1
作り方
① ジャスミンティーを淹れる
b. 冷めたらグリーンジャスミンの茶葉をいれ、スプーンで軽く一混ぜしたらふたをして 5ー10分程蒸らします。
a. お湯を沸かし、急須などに移し替えて1−2分ほど待ち、80ー70℃に冷ます。
(緑茶を淹れる時に、熱すぎると苦みがでたり褐色化するのを避けるため)
b. 冷めたらグリーンジャスミンの茶葉をいれ、スプーンで軽く一混ぜしたらふたをして 5ー10分程蒸らします。
② ジャスミンティーと昆布だしを合わせる
③ にんにくをそれぞれ半分にカットする
④ とりもも肉に塩(両面によくふりかけるように割ときつめに)こしょうをし、良くもむ
⑤ 鍋(とりもも肉が一本入る大きさのもの)にジャスミンライス(洗わないで)を入れ、②と③のにんにくをいれ、醤油と塩ひとつまみを入れる。
⑥ ⑤の一番上にとりもも肉を皮がついた方を上にしてのせ、ふたをする
⑦ ⑥を強火にかけ、沸騰したら弱火にし、30分炊く
⑧ 炊けたら鶏肉を取り出し、チキンライスを軽く混ぜて蒸らす
炊きあがってお鍋のふたを開けた時の香りの良さといったら...!(写真は2倍量で作っています)
⑨ まな板などの上で包丁を使って鶏肉から骨を外す
火が良く通っているので、割とするっと簡単に外れます。
※ 熱いのでペーパータオルなどで持ちながら、やけどしないように気をつけてください
骨が外れたら鶏肉をカットする
⑩ お皿に⑦のチキンライス、を山に盛りつけ、浸けたきゅうりも添えて、ライスの上にチキンをのせる
もうすぐ完成です
用意しておいたタレを上からかけて、出来上がり!
お家でこんな簡単にできたら、もうシンガポールまで行かなくてもいいかも!?
チキンがとってもジューシーで、お肉のエキスがしみ込んだライスもしっとりふんわり。
食べても食べても止まらなくなってしまう、危険なおいしさです...!
ほんのかすかにジャスミンの香りがふんわりするのも、オリエンタルなアクセントを加えてくれています。
またお茶自体にも、実は『うま味』を引き出すのに、かなり一役を買っています!
ちょっと説明が長くなりますが、お許しください…
ジャスミンティーをはじめとして、「緑茶」には、テアニン(L-Theanine)という物質が含まれています。
これは緑茶に特徴的で多量に含まれるアミノ酸の一種でグルタミン酸の誘導体です。
このアミノ酸がいわゆる『うま味』の成分なのです。
こちらのグルタミン酸は、お茶は昆布に含まれています。
またこのチキンライスの鶏肉など、お肉やお魚には核酸系のイノシン酸という、また別の種類の『うま味』があります。
研究によると、グルタミン酸やイノシン酸など、数種類の別の『うま味』組み合わせることにより、相乗効果より『うま味』を感じる力が飛躍的に高まるそうです。
と、長々と書いてしまいましたが、つまりお茶は飲むだけのものではなく、お料理まで最高においしくしてくれます。
「お茶漬け」がサラサラとしつつもおいしいのも、実はお茶が「うま味」を引き出す、縁の下の力持ちだから、と私は思うのです。
「お茶漬け」がサラサラとしつつもおいしいのも、実はお茶が「うま味」を引き出す、縁の下の力持ちだから、と私は思うのです。
ぜひぜひ、ご家庭で美味しいチキンライスをみなさんで召し上がってください!
2015年が、皆さまのしたいこと、願い事を全部かなえてくれる1年になりますように!