グラスにぽっとお花が咲いたみたいな可憐さに、飲むのを忘れてしばし眺めてしまうかも。
みなさま、お元気でお過ごしですか。
ニューヨークは例年にない冷夏で(私にとっては初めての夏ですが、みんなが口を揃えてそう言います)、新調したわが家のエアコンも、ほとんど出番がありません。
今日の朝方などは気温計をみると、何と18℃!
あまりの肌寒さに、慌ててカーディガンを引っ張り出してはおるような始末。
「こんなのは夏じゃなーい!」と、言いたくなる気分です…
もちろん、日本やスリランカなど、他の国で酷暑を迎えているみなさんには、贅沢すぎるぼやきなのは承知しています。
でもわたしが常夏のスリランカからニューヨークに引っ越して来た12月は、まさに冬の最中。
しかも記録的に寒いと言われた厳冬を(文字通り、毎日こごえていました)指折り数えて暖かくなる季節を心待ちにしていたのです。
ですが、まだ夏本番はこれから、と信じて、季節の移り変わりの美しさを楽しみたいと思います。
スリランカの血がそうさせるものなのか、私は夏に強く、体も気持ちも調子が良いようです。
みなさんは、暑い季節と寒いのと、どちらがお好きですか?
☆
今回は、ユーフォリアムのお客様からいただいた、グリーンジャスミンのお茶を使ったレシピを、というリクエストにお応えして。
ジャスミン・ローズマリー・レモネード をご紹介いたします。
ジャスミンティー、レモン、ローズマリーと、どの素材も個性的だけど、それでいて喧嘩しません。
それぞれの香りが何層にも織りない、一口飲むごとに違った魅力が行ったり来たりしたりしながら、爽やかに広がります。
ジャスミンティーの香りとローズマリーの清々しさが渾然一体になって、まるで森のなかにいるような気分に。
☆
◆ 材料 ◆ (二人分)
グリーンジャスミン (茶葉)小さじ1 ・・・もしくは市販のジャスミンティーティーバッグ2つ
水 200CC
レモンジュース 1個分 (搾ったもの)
シュガーシロップ 大さじ3
(または小鍋に砂糖大さじ3杯に同じく大さじ3の水を加え、弱火で混ぜながら煮溶します)
メープルシロップ 小さじ1
アイスキューブ 適量
::: 飾り :::
レモンの皮をナイフでそいだもの 2枚
ローズマリー 2枝
::: 飾りの作り方 :::
1. レモンの皮を、下の写真のようにそいで、中心に切り込みをいれます。
(レモンジュースを搾る前のほうが、安定して切りやすいです)
2. ローズマリーの枝を軸の方から、切り込みに差し込みます。
◇ レモネードの作り方 ◇
1. 200ccのお湯を沸かし、ポットなどに移し替えて1−2分ほど待ち、80ー70℃に冷ま す。
(緑茶を淹れる時に、熱すぎると苦みがでたり褐色化するのを避けるため)
2. 冷めたらグリーンジャスミンの茶葉をいれ、スプーンで軽く一混ぜしたらふたをして 5ー10分程蒸らします。
3. 別の容器に、レモンを絞りいれ、シュガーシロップも入れて混ぜます。
4. 3.のレモンジュースに、淹れたジャスミンティーも入れて、混ぜます。
5. メープルシロップも仕上げにいれて混ぜます。
※メープルシロップを加えると、砂糖とは違った甘みが加わり、甘みに深みが出ます。 ない場合は、蜂蜜を少量のお湯で溶いたものを加えるのもOKです。
6. アイスキューブを2-3個いれて混ぜ、レモネードの温度を下げます。
7. それぞれのグラスにアイスキューブを入れて、レモネードを注ぎます。
8. 仕上げにローズマリーとレモンの飾りをグラスに刺し、レモンの皮の切り込みで
グラスのふちを挟むようにします。 これで完成です!
☆
レモネードの酸味にジャスミンやローズマリーのふんわり漂う香りが、何とも言えずぴったり!です。
レモンの皮でグラスに止める事で、レモネードを飲む時にローズマリーが安定してくれるのもまたいい感じです。
また、レモネードは美味しいけれど、ちょっとのどに引っかかるような感じがありませんか?
ジャスミンティーが中和してくれるのか? このレモネードは何とも飲んだ後ののどごしが爽やかなのです。
私も作っていて、あまりのおいしさに、とまらずについ何杯も飲んでしまいました!
みなさまも、お作りになる際は、レシピの分量を増やして作っていただいたほうがいいかもしれません…!
上の写真は、レモネードをつかったシュワシュワです。
こんな風にレモンを搾らずにレモネードを使って簡単にしたり、飾り付けも色々とアレンジして楽しんでみて下さい。
☆
ローズマリーをお料理に使っても、余ってしまいそう… なんて時にも、このレモネードを作れば一緒に消費できちゃいます。
レモンには何といってもビタミンCのもたらす風邪の予防や、お肌のトラブルにも効果的な作用があります。
肝臓の働きをサポートする解毒効果があるので、二日酔いの朝などは、レモネードを飲むとスッキリするそうです。
緑茶にもビタミンCが含まれていますので、相乗効果も期待できそうです。
ローズマリーは非常に強い抗酸化作用を持ち、血行不良・消化不良を改善したり、また古代から若返りのハーブとして珍重されてきました。
また、ローズマリーやジャスミンは「恋の媚薬」としての効果もあるとか。
かぐわしい香りが、神秘的な魅力を引き出してくれるのかもしれませんね。
恋をしているかた、はたまた今は「お休み中」のかたも、どなたもぜひ気軽に作って飲んでみてください!
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